美味しいもの大好き!ですが、骨董・美術品にも目がない、NO.8竹村です。
先日、会長の奥様に九谷焼美術館に連れて行っていただきました。
まずこの美術館、建物がすごく素敵です。美術品が好きで古今東西の美術館を巡りまくっている私が出会った中でもトップクラスの凝り具合。九谷焼美術館という名に恥じぬまさに九谷焼尽くしの建築物。外壁、柱、傘立て、トイレの装飾に至るまで、色鮮やかな九谷焼が使われています。
まわりの公園も含め、この美術館は富田玲子さん(建築家・丹下健三門下である株式会社象設計集団代表)が設計されました。
この美術館の中で私のお気に入りスポットは二階のカフェです。『茶房古九谷』。名前もぶれないこのカフェの魅力は3つあります。➊空間、➋茶器、➌お茶! 私が選んだ茶房古九谷の魅力を力ランキング順にご紹介します。
➊空間
一階の白を基調とした展示室とはうって変わり、二階は温かな、和やかな木目が見える木が至る所に使われています。壁際の照明には紫、黄、青のガラス。あまり人も多くなくて静かなので、考え事をするのにはもってこいの場所です。窓から見える公園も綺麗です。木々の間に九谷焼を使ったオブジェも見えて、なんとなく天空の城ラピュタみたいな風景です。
➋茶器
このカフェは一部ギャラリーのようになっていて、加賀在住の現代九谷焼作家の作品が展示され、買うこともできます。そんな現代作家さんたちの作品でお茶をだしてくれるんです!これいいなあと思って見ていたのと同じ作家さんの急須が出てきたときは思わず声がでそうになりました。素敵な茶器で、見ているだけで癒されます。買う前に吟味できるのも良いかもしれません。
高山和夫さんの急須。同じ型で柄色違いがギャラリーにあります。カップとソーサーの方は加賀の方じゃないらしいですがとっても繊細でかわいらしかった。
➌お茶
ここのお茶、とってもおいしいです。私はこの日、阿里山茶という中国茶を飲みました(一回で5-6回分くらいでますので長居にはおすすめです)。お茶を待っている時、カウンターの方からお湯が注がれる音、手で擦れた茶器の涼しげな音などが聞こえていました。とっても丁寧に入れてくださってるなぁと思って待っていたら、出てきたお茶がとても美味しくて幸せな気分になりました。しかも最後にディンブラ(スリランカ産紅茶)まで出てきて(急須の作家さんと一緒の茶器!)、至れり尽くせり。
お店の方々はお茶の種類によってお湯の温度、量、茶葉の量、蒸らす時間など、最適な淹れ方を研究した上で、お客様にお出ししているそうです。時にはお腹がちゃぷちゃぷになるまで飲み比べることも。別の日に煎茶をいただいた時も、ほんのり甘くてとろっとした口触りにお煎茶の芳しい香りがして本当に美味しかったです。どうやったらあんなふうに煎れられるのか。
加賀での研修も残り1週間。マックでのお仕事はもちろん、魅力いっぱいの加賀、美味しいものいっぱいの加賀を最後まで満喫していこうと思っています。
皆様おすすめの「まだまだあるぞ加賀のこんないいところ」がございましたら是非教えて下さい。お礼にマックにて美味しいお茶菓子でおもてなしさせていただきます。(セェメェ君、ジョー君も待っています!笑)