ブログ
6.212017
加賀散歩①
今月のブログ担当NO.8竹村です。
前回お伝えいたしましたとおり、この2週間で私がいいね!と感じた大聖寺のお気に入りのスポットをご紹介させていただきます。
大聖寺に降り立ってまずはじめに驚いたのは、古い町並みが多く残っていることでした。本町・魚町・京町・鍛冶町・鉄砲町など、城下町らしい旧町名も多く残っていて、一人でそぞろ歩きながらあたかもタイムスリップしたような気分でした。
そこで歩きあたったのが芭蕉ゆかりの曹洞宗のお寺、全昌寺です。
由緒正しいお寺が立ち並ぶ山ノ下寺院群にある、松尾芭蕉と曽良が宿泊したことでも知られる全昌寺。社務所で閲覧料を払って寺内に入ると、綺麗に手入された中庭、本堂、五百羅漢堂、そして山門の向こう側に芭蕉と曽良の句碑があります。
体調を崩した曽良は芭蕉より一足先にここに訪れたので、二人は別々に泊まりましたが、それぞれに句を残しています。
庭掃て 出でばや寺に 散る柳 芭蕉
よもすがら 秋風聞くや うらの山 曽良
この辺りも二人が通ったのかな?などと想像しながらお庭の散歩を楽しませていただきました。二人の句を知った後だと、お庭の柳もより風流に感じられました。